愛しさはなにゆえなのか分からずに君と一緒に秋風の中
直木賞を受賞した小説「少年と犬」
岩手県から熊本県への五年間の犬の旅。
すでにお読みになった方が、沢山いらっしゃると思います。
読み終えて本を閉じてから、涙がボロボロ止まりませんでした。
犬好きにはたまらない小説。
タモンとはその犬の名前。
「人という愚かな種のために、神が遣わした贈り物」
本の帯の言葉が、沁みてきます。
小説の背景には、人々が忘れかけている東日本大震災があり、福島県の人間として更に思いが深まりました。
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