diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

異界と危うげな生き物




松明が冬の夜空を照らすころ異界の扉ふっと開きおり


福島県須賀川市は今月13日に、日本三大火祭りのひとつ「松明あかし」を開催。
しかし、コロナで昨年に続いてたった一本だけの松明で無観客開催。
伊達政宗の軍勢との戦で、亡くなった人々への鎮魂のための火祭り。

異界から亡くなった人々が現れ、生きている人々と一緒に炎を見つめる。
そんな妄想が浮かんできます。
異界にはどんな住民?がいるのでしょうか。死者?得体の知れない妖怪?
しかし、異界側から見た私たちはどう写るのでしょうか。
先の見えない霧の中を漂っている、危うげな生き物に見えやしないでしょうか。

余談です。
神仏の本体は人智を超えた自然と、その自然に還った先祖だとか。
「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」内山節(哲学者、立教大学客員教授)著。講談社現代新書より。