芽吹き
亡き父の止まった時計指で撫で時の儚さ時の愛しさ
東京では桜が満開とか、こちら福島県須賀川市ではやっと蕾がふくらんできました。
上記の日本画は、毎週末に座禅会が行われている「長松院」の山門のひとつ。
作者は戦時中、東京から須賀川に疎開した日本画家。以後、市内の小中校で美術の教師になったようです。
「長松院毘沙門堂前の桜」鳥井未央・昭和30年の作品。(図書館でパチリ)
絵にある桜は、作品から67年が経ち現在は大木の桜になりました。開花はあと一週間ほどでしょうか。
冒頭の稚拙な歌は、下記の歌から影響?されました。
はずれたる腕時計の針をひそかにのせ港まつりの群れに入りゆく
(原 幸雄)
この作者は私は全く知りませんが、印象に残った一首です。
「寺山修司 全歌論集」現代百人一首より。掲載された歌も興味深いけれど、寺山修司の解説がとても面白い。
追伸。
今朝の座禅会。
お経の最後には、ウクライナ侵攻早期終結の祈りがありました。
コロナは昨日、地元では過去最多の感染者数。
落ち着かない春です。