diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

居場所





大杉よ出戻り孫はどうしてるハル婆今朝も野良仕事かい


今年の早春、奥会津の山。
黙々とひとり、斜面の畑を耕していた婆さんがいました。
稚拙な歌は、その時の心象風景。

そして写真は先日登った、南会津田代山
朽ち果ててゆく老木、どのくらい生きたのでしょうか。
老木はやがて森に還り、森の養分になり新しい命を育むのでしょうか。
あいにくの霧の中の登山でしたが、霧に包まれた老木は、多くの登山者の足を止めていました。

孤立した人にもし居場所があったなら、自暴自棄にならないのでは?
動けない樹木の居場所は、そこで生き甲斐を見いだし生きてゆくほかないのでしょうね。
富良野に住む、脚本家「倉本聰」氏。
「古木巡礼」等の書籍で、各地の古木の声にならない声を聴き、点描画に添えて詩を書いています。
ホントに古木を見るたびに、これは喋るなぁと思ったりします。
写真の古木も長い長い物語を、聞かせてくれるかも知れませんね😁


(湿原で見かけたシャクナゲ)