diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

上書き




誰しもが明日の命は分からねど月は冴えざえ我を照らせり


安倍さんへの、今回の殺害事件。
もちろん許しがたい凶悪な犯罪ですが、犯行動機が安倍さんへの思想信条に反対しての蛮行ではなかったことに、不謹慎ながら少しホッとしました。
安倍さんは改憲運動のトップリーダー。
誤解を恐れずに言えば、もし犯行動機がその事に関連していたら、改憲に反対する人々への偏見や分断が広がっていたかも知れません。
憲法論議は一切やるなとは言いません、むしろやるべきだと思いますが。
続発する凶悪犯罪の動機は様々ですが、いつも思う事は「孤立」と言う共通項。
今回も母親の事で悩んでいたなら、誰かに相談や話だけでも吐露出来る環境がもしあったならと思います。

格差社会がますます広がるこの国。
犯人は元派遣労働者、派遣の人々たちでも必死に頑張っている人も沢山います。
しかし、厳しい状況は続いており企業からまるで調整弁のように扱われています。
「働く人を大切にしない国に未来は無い」と、語っていたのは昨年亡くなった経済評論家・内橋克人さん。
全てが社会のせいだとは言いませんが、社会背景は無視出来ません。

ニャースは毎日上書きされ、ウクライナ侵攻や知床の事故も、私たちの日常会話にのぼることが減りました。
当事者や遺族は時計の針が止まったまま、取り残されている思いだと察します。
仕方がない事かも知れませんが、上書きのスピードが年々増しているような気がしてなりません。

余談です。
安倍晋三氏と私は同じ1954年昭和29年生まれでした。
これから、投票に行きます。