diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

削り花

 

寒戻り獣のごとく吹く風に首をすくめる彼岸のヒトよ

 

「彼岸」とは河の向こう岸、極楽浄土。彼岸のヒトはアチラのヒトです。

ちなみに私たちが居る煩悩に満ちた世界は「此岸」(しがん)と言うそうです。

春彼岸の墓地で見かけるのが造花の「削り花」(上記の写真)

角材等を薄く削ってカラフルに着色した造花です。

うん十年前に関東から福島県に移り住んだ私は、この造花を初めて見た時は子どものいたずらかと思いました。

昔は雪が多い時期は生花がなかった。

農閑期である冬場に、農家の人たちが造花を作り供えたのが始まりだとか。

昨日18日は暴風警報が一日中出され、冷たい台風なみの暴風が吹き荒れていました。

そんな墓地では削り花がけなげに咲いていました。

移ろい

 

ウグイスの初鳴き聞きし春うらら霞が立ちて安達太良かくす

 

「華々しさより、木々から漏れる木漏れ日に平穏と普通と微妙な変化の大事を感じるようになりたい」

先日、地元の先輩Fさんと映画「PERFECT. DAYS 」を又観に行きました。

冒頭の文章はFさんが代表を勤める、ブッククラブの新聞の言葉。

ささやかな移ろいに、喜びを感じることの幸せと感謝。

ちなみに美しい山容の「安達太良山」(あだたらやま)は詩人、高村光太郎智恵子抄の舞台になった山です。

警告

 

真夜の揺れまたかと思い飛び起きた赤い数字が並ぶ福島

 

昨夜0時15分、福島県沖を震源地とする震度5弱の地震

一瞬また来たかと、そしてまさか震源地は千葉ではないかと頭をよぎった。

テレビをつけると福島県沖に✕印と、内陸部に赤い数字が並んでいた。

首都圏ではなくて、少しホッとしました。

日本列島、何処で大地震が起きても不思議はありません。

皆さんも他人事とは思わずに、ライフラインが止まっても最低限の備えをして下さい。

ちなみに昨夜の地震は、13年前の余震だとか。