diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

カッコウの托卵 | NHK for School

精悍なお姿見たりファインダー賢い鳥か?我のカッコウカッコウの鳴き声が大好きです。新緑の中、澄みわたる声を聴いているだけで幸せな気持ちになります。今朝犬との散歩の途中、阿武隈川遊水池(川の氾濫を防ぐ土地)でカッコウの撮影をしている方に遭遇。大…

無慈悲?

生と死を分け隔てなく吹く風よ神のご加護か仏の問いか 今にも逝きそうな病人の枕元にも、五月の風は吹きます。 豪邸にも、粗末な家にも同じ爽やかな風が吹き、月は同じく平等に照らします。 なんて言う「禅の言葉」がありましたが、すっかり忘れました。この…

映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

世界で一番好かれる色は「blue」それは天国の扉かな全く期待していなかった映画、昨夜DVDで観ました。1997年のドイツ映画、ボブ・ディランの「天国の扉」が沁みます。余命わずかなアホな男二人が、ギャングから奪った大金を手にして海へと向かいます。B級映…

カモメ、その2。

ゆらゆらと路面電車に揺られおり窓の外には異国の人よ若者は上京してから数ヶ月。ふと古里を思い出す瞬間があります。キラキラ光る海、鼻の奥までツーンくる潮風、もう何年も会っていないような古里の人の顔。数ヶ月前のあの解放感はまるで嘘のように。急に…

カモメ、その1。

初めての街の暮らしは慣れたかい心配尽きぬ港のカモメ まだ雪がちらつく朝、若者が島を出て都会に向かいます。 振り返れば坂の上で、家族が手を振っています。若者は照れくさそうに、胸の前で小さく手を振りました。 港までいくと言う家族を断り、若者は大き…

下町

路地裏の紫陽花聴きしその声は「ご飯だよ」優しい母の声 福島県に来る以前、東京墨田区向島で働いていました。 駅から職場までの道は、何本かの路地をぬけてゆきます。 まだ、あのスカイツリーが出来る前ですが、おそらく路地裏の風景と風情は今も変わらない…

カッコウ

カッコウは青空似合う五月晴れその澄んだ声胸洗わるる 晴れたら晴れの歌を、雲ったら曇りの歌を、雨が降ったら雨の歌を詠いましょう。 何処でも、いつまでも。久しぶりに今朝は青空。 おかげさまで今日も元気です。 このブログをご覧になって頂いている方に…

オール

心のね隙間を埋める三十一文字(みそひともじ)は舟を漕ぐオールの如し しんどい時は短歌を詠みます。 その歌で前に漕ぎだす、少しづつ。 これが最近の生きる術。 金もかからない、何処でも出来るこんなありがたい趣味はありません。 もちろん、日々の生活の中…

耳に届くは

生の証しか苦の安らぎか座していま耳に届くは鳥の声座禅は四角の座布団の上に、黒い球形の座布がありそこに坐ります。 その瞬間に、その日の体調が分かります。もちろん精神面も含めて。 体調が悪いといつまでも、身体が落ち着きません。 昨日の座禅はまぁま…

三波春夫

梅雨空を三波春夫が吹き飛ばす潮の香りとチャンチキおけさ この陳腐な短歌ではピント来ない人もいると思います。特に都会の人は。 山里に漁港から来た魚屋の移動販売車。 どうやら来る曜日が決まっているようで、朝の散歩の途中に出会います。 遠くから流れ…

ウルトラマンの街

鐘が鳴るおうちへ帰ろ本閉じて会津の山もしじまに暮れる午後6時、図書館裏の禅寺の鐘が鳴ります。 写真の禅寺は、三階の図書館テラスからパチリ。毎週土曜日の早朝に、座禅会で通うお寺。 写真右手の大屋根が本堂、座禅の後にお経をあげます。 本堂の左側が…

色彩

ヒメサユリ薄紅色が露に濡れモノクロの夢ふっと色付く街には色が溢れすぎ、うるさいばかり。 遠くから俯瞰すれば、モノクロの世界。 色彩をじっくり楽しむ余裕もないせいか、山に来ると小さな植物の色さえ、魅力的。 さぁ、そろそろ山行の準備。 地図を広げ…

視線

クマさんが何処かで見てるワタスゲを揺れる想いは絵本の中に 「あそこクマよく出るよ」 先日、写真屋さんの店主に言われました。 南会津にある湿原、友人と昨年の6月に訪れました。 時々霧雨で煙る湿原は、とても幻想的。 訪れる人も少なく、時々キツツキの…

雨の言霊(ことだま)

パラパラと雨の言霊傘を打ち「重い?しんどい?なんとかなるさ」昨日の晴天から一転、今朝は冷たい雨。 なんだか気持ちも曇天。 お経の「般若心経」では、物は常に変化し人の心も見方や考え方次第で、変化するとか。 だから、あまり固守してはいけないと?昨…

五月雨

ウグイスの美声を録りしスマホにて一緒に帰る雨の道なり福島県中部では田植えが始まりました。 眩しい新緑も雨に濡れ、ウグイスの美声が響き渡ります。 そろそろ、「山の神様」が下りて来て「田の神様」になり、収穫の秋まで見守って頂けるようです。 残念な…

ある日の休日。

夕暮れを待つ指定席「ロシアとウクライナの文学」前の椅子 休日は自宅から10分ほどの図書館でよく過ごします。 なんと言っても何時間居てもお金がかからない そして、座る席はほとんど空いていれば同じ席。 昨日はふと後ろを見たら「ロシアとウクライナの文…