diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

書割

父の腕娘が支え歩く土手二人の先に書割の虹 本当は二人の先にでかい虹が出ていた。 まるで、小津安二郎の映画「東京物語」のワンシーンのような。 笠智衆と原節子の二人のように。 だけど、それは幻だったかもしれない。 どうも歳をとると物事が素直に見られ…

家族

母の指小さな指が握りしめ すやすや眠る何を夢みし昨夜DVDで二本の映画を観ました。三島有紀子監督「幼子われらに生まれ」(2007年)黒沢清監督「トウキョウ ソナタ」(2008年)どちらも家族がテーマ。リストラ、出向、まるでロボットのように、家族のために必死…

冬の足音

冬が来た西吾妻山は真っ白だ名残惜しいか萎んだザック 福島県中部の我が町からはるか北に、山形県との県境の山、西吾妻山(にしあずまやま)は、今朝気付いたら雪山。 西南に見える栃木県の那須連山も、山頂が真っ白。 「早くねぇ❗️」と突っ込みを入れたくなる…

ナナカマド

ナナカマド取り残されし秋空にまだまだ燃えろ燃え尽きるまで 今年の秋は短い。 まるで駆け足のように過ぎて、もう冬支度。 東北の山々の紅葉もあっと言うまにピークが過ぎ、あまり天気にも恵まれずなんだか今年は寂しいかぎり。一昨日は地元福島県・安達太良…

いにしえの地蔵は何を見てきたか秋の陽浴びて静かに祈り 栃木県三本槍岳へ向かう、登山道の途中にある「大峠」(標高1468m) 約150年前の戊辰戦争では、西軍がこの峠を越えて会津へ攻めこんだ。 峠には小さな地蔵が点在する、地蔵は当時の様子も見ていたのだろ…

雲の上にて

初孫の知らせは山の頂きに言葉にならぬ感動はしる 昨日、長女が出産しました。 コロナ渦の中、当人もまわりも心配していましたが、お陰様で無事出産。娘からのラインは、栃木県那須連山・三本槍岳(1916m)頂上直下のタイミング。 まさか、山の上で出産の知ら…

親ガチャ

情けねえ「親ガチャ」なんてもう一度百円入れて親を選ぶか「親ガチャ」なんて良く考えたなぁ確かに子どもは親を選べないけどね、親だけのせいにするのも、どうなのかな?もちろん、幼児への虐待や育児放棄は別問題だけど。先日ラジオで、虐待はもちろん子ど…

永久欠番

「人は皆、永久欠番。同じ時を共に生き、在籍したことを大切にしたかった」 冒頭の言葉は、書籍「宗教を心理学する」より。 東日本大震災の津波で非業の死を遂げた子どもへの、卒業証書をおくった宮城県の幼稚園の回答。 様々な事故、事件で亡くなった子ども…

キレるジジイ🐙

すぐキレる前頭葉の萎縮かなジジババ増える我も同類 昨日愛犬と公園で散歩していたら、いきなり歳上のジジイから怒鳴られた。 ウチの犬がジジイの犬にわざと近づいたと。あちらの犬は小型犬、こちらは中型犬。 こんなに怯えているのが、分からないのかと。分…

やる気スイッチ❤️

悪夢から解放せよとカラダいうツベコベいわず足を踏み出せ 病は気から? どうも最近体調が良くなかった、倦怠感が抜けず凹んでいました。 それが、昨日職場の休憩時間に105円のカフェオレを飲んでいたら、なんだかつきものが落ちたような? (ホンマかいなぁ)…

停車場

モノクロの写真に写るカップルは永遠の幸刻む山小屋 山小屋が大好きです。 ある山小屋の壁には、そこで結婚式をあげたカップルと、その仲間たちのモノクロ写真がありました。 皆さん笑顔、笑顔。山から下りればそれぞれの日常に戻ります。 山小屋は束の間の…

段ボールから黒澤明「暴走機関車」

男たちの合唱機関車が監獄の傍を通る時 牢獄の中の俺達に呼びかける よう、お前たち 鎖につながれてるのは お前たちだけだと思うのか? 俺を見な! 俺は背中に一マイルもの貨車を つながれて、一生涯を過ごすんだ! 俺だって逃げだしたい 俺だって自由が欲し…