diary 写真短歌「私の青空」

日々の生活で感じたことを、つたない短歌にしました。写真と短歌のコラボで遊びたい😅

I LOVE 湯~

 

ある温泉地の共同浴場

ホテルから朝一番の共同浴場へ、浴衣姿で。

それがいけなかった、開場を待つ十人ほどの地元住民のオヤジたちから白い目。

仕切り役の爺さんから石鹸がないとダメだと、早速クレーム。

番台で購入し、爺さんから座る場所を指示された。

湯船の周りをオヤジたちが囲み、いっせいに全身泡立てて豪快に洗い出す。

おらは全身入れ墨のプロレスラーのような大男の隣で、小さくなって皆を真似た。

その共同浴場は湯船のみ、蛇口などひとつも無い。

洗い終わり、やっと湯船へ。

おそらく50度近い熱湯風呂、オヤジたちはご満足。

入れ墨オヤジ「刑務所ではよ、万歳して入るの。身体かくと湯が汚れるからよ」

別なオヤジ「秋田ではそんなうるさくなかったな」

そのオヤジを誰かが「アイツ婦女暴行!」一同どっと笑う。

マジか?なんだこの人たち?

 

全身真っ赤になりながら、湯船を出てあの入れ墨オヤジに恐る恐る話かけた。

それが見た目とは違い、実に優しい口ぶり。地元の事など笑顔で色々教えてくれた。

人は見た目で判断するなと言うけれど、納得。(長距離のトラックドライバーでした)

それにしても湯船に入る前に、ケツの穴から頭までまるで儀式のように豪快に洗い清める。

それは、湯に体する礼儀作法?ある意味感動しました。

そこは何処だって?写真でご想像下さい。

あの松尾芭蕉も入ったという、歴史ある名湯。しかし、マジ熱かった😁