ドラマ「シルバーシート」
私の勤め先の店で来店しては何かと騒いでいた老人(79)が、昨日近所のコンビニで逮捕されました。
詳細は分かりませんが女性を蹴ったらしいです。
独り暮らしで生活保護を受けていました。
店で騒ぐのはかまって欲しいのでは?と同僚の中にはそんな声も。
先日亡くなった脚本家・山田太一のシナリオ本(1983年)が東京の友人から届き一部読みました。
「男たちの旅路」は警備会社の上司・鶴田浩二と部下の水谷豊、桃井かおりらを軸にしたNHKテレビドラマ。
その中の「シルバーシート」は老人ホームの4人の老人たちが、路面電車に立て籠るお話。
40年前には響かなかったセリフも胸に刺さりました。
ドラマの結論は無い、ただ老人たちは想いをぶちまけたかった。
その行動はもちろん同意出来ないけれど、冒頭の逮捕された老人にも何か共通することがあるのか?
何故か他人事とは思えません。
立て籠った老人のセリフ。
「私は、人に愛情を感じる。しかし、私が愛されることはない」