莫妄想(まくもうそう)
秋祭り手から逃げ出す風船は人をからかい夜空に遊ぶ
秋祭り、道の両側に夜店の屋台が並び、沢山の人たちが行き交います。
父親におんぶされた女の子の手から、風船が逃げ出す。
風船は人たちの頭上をふわふわと飛び、手を伸ばしても届きそうで届かない。
まるで風船に遊ばれているようです。
風船は過去の「時間」
タイムマシンでもない限り、誰にももう届かない。
だけど、ふっとよみがえる瞬間があります。胸が温かくなったり、悔やんでみたり。
「莫妄想」(まくもうそう)とは禅の言葉。
過去にこだわることも、まだ来ない未来にこだわることも全て妄想。
今を生きなさいとのメッセージかな?
なんだか、亡くなった瀬戸内寂聴さんの法話のようになりました。
失礼しました😀